こんにちは、キャンプの季節ですね。
冬の間冬眠していたわたくしどもですが、春になりいよいよキャンプのシーズンインも近づいてきております。
我が家のフィードである北海道は、冬装備がなければ冬期間は出陣することが出来ぬため、4月、まだ雪もちらほら残る北海道では、5月のゴールデンウィーク頃にシーズンインというパターンが多いのではないでしょうか?
そんな我が家、昨年張り切って薪ストーブを購入したので、連休も大活躍だぜ!と意気込んでいたのですが、夫さん、まさかの薪ストーブを春は使いたくはないとのこと。なぜ?WHY?
晩秋のキャンプとは違い、5月のキャンプはそこまで寒いわけではないので、薪ストーブは設置の大変さ、かつ積載量の多さ、薪の扱い辛さ、などでやる気がしないとのこと。
なんじゃそりゃ…と思いつつも、夫のいう事にも一理あります。
我々も年々歳をとっており、寒い中のキャンプに対する耐性が、日々衰えてきております。昔は寒い中肩寄せ合って寝ることができたはずなのに、年々快適に過ごしたい気持ちがむくむくと大きくなってきました。
そこで、ちょっと寒い日に暖をとることができるという、石油ストーブが気になりはじめました。我ながらキャンプ沼…物欲はんぱねーなと思いつつ、我が家に適した石油ストーブが何なのか、リサーチ。
なにやら石油ストーブは災害時の暖房にも適していることを知り、キャンプにかかわらず、1台くらいあっても良いんじゃないの?とむくむくと購入意欲が湧いてきました。
結果、コロナの大きいポータブルストーブ、SL-6616をまんまと購入しちまいました!キャンプ道具沼ぱねぇっす。
※石油ストーブの幕内での使用は自己責任となりますのでご了承ください
コロナ(CORONA) 石油ストーブ 対流型 SL-6616(W)
Contents
キャンプで使う石油ストーブとは?
ポータブル式灯油ストーブ、有名どころはフジカちゃん、アラジン、武井君
キャンプの時に使う石油ストーブ。つまり灯油を入れて使う事の出来る持ち運び可能なストーブですね。
キャンパーの間で有名どころでいうとフジカハイペットとかアラジンストーブとか武井バーナー
あたりでしょうか?
フジカちゃんは完全受注生産、ネット通販無し。
フジカ公式HPより引用→http://fujika.co.jp/index.html
アラジンと武井くんはAmazonにて販売されてます。
アラジン↓
武井くん↓
そのほかにも色々種類があります。メーカーも価格もさまざま。
ちと高いけど、アラジンあたりがおしゃれでデザインも好みだな~と考えていたのですが、そんなに甘くはなかった。
我が家のファミリーキャンプの条件に適した石油ストーブ探し
ファミキャンはテントがでかい
そう、我が家はファミキャン。テントでかでか。そして居住地が北海道!!
そんじょそこらのストーブじゃ、この夏が一瞬で終わってしまう北の大地で快適にキャンプができないようで…。とどのつまり、暖房出力が足りなくてテントやタープが温まらないとのことです。
どうせ買うなら薪ストとまではいかないけれど、4月とか11月とかにでかいテントがポカポカになるくらいの出力が欲しい。我が家は一軒家なので、非常時に自宅で使うにしても、出力は大きいほうが良いですしね。
だがしかし、薪ストーブのイメージで石油ストーブを使うと痛い目みる(寒い)と諸先輩方のブログで拝見。そうなのか…。あの寒い時期でのテント内半袖は薪ストーブで手間をかけた者のみが得られる快感なのか…。
実際、上記に挙げたフジカちゃんやアラジンさんは、出力が弱め。
フジカちゃんはタンク容量3.6L、暖房出力2.5kw/h。
アラジンはタンク容量4.1L、暖房出力は 2.68kw/h。
これだと寒い季節はファミリーキャンパーのどでかいテントには太刀打ちできないらしく。
そこでお声がかかるのが武井くんこと武井バーナー。
こやつはなんと暖房出力が5.8kw/h!アラジンやフジカの約2倍くらいの出力です。
お値段はお高いですが、こんなにコンパクトで出力が強いのであればもってこい!と思ったのですが…。
暖かいが、ネットでは炎上屋として有名な武井くん
炎上といえば、武井くん、武井くんと言えば炎上です。
【 武井バーナー 炎上 】
とGoogleにて検索候補が出るくらいに、武井バーナーは点火の際に炎上することが多いようで…。いや、火事になるとかそういうわけではないのですが、点火時に発火しがちだそうです。
扱いが難しく、フジカハイペットがフジカ『ちゃん』と呼ばれるのに対し、武井くんは猛々しいイメージ。男!という感じなので武井『くん』と呼ばれているそう。ほほー。
実際購入したものの、パパさんしか扱う事が出来なく、あまり活躍しなかったり面倒だという事で、他のストーブを購入するケースもあるようです。
自分が上手く扱うことができそうであれば、武井君の無骨なデザインは大変好みであり、ものっそい欲しいのですが、わたくしドジでして…炎上させて一大事になるのはどうしても避けたい。
最初から扱いやすくある程度温まる石油ストーブはないモノか?と色々検索するうちにたどり着いたのがこちらでした。↓
対流型石油ストーブ、コロナSL-6616
デカい!けど温かい、コロナSL-6616
はい購入。
コロナのSL-6616です。お色はホワイト。
似たようなモデルにトヨトミのKS-67Hもあります。
コロナSL-6616とトヨトミKS-67Hの違い、スペック比較
コロナSL-6616 | トヨトミKS-67H | |
本体サイズ | 幅46×奥行46×高さ59.8cm | 幅48.2×奥行48.2×高さ58.3cm |
原産国 | 日本 | 日本 |
暖房出力 | 6.59kW | 6.66kW |
暖房の目安 | 木造17畳まで コンクリート23畳まで | 木造17畳まで コンクリート24畳まで |
タンク容量 | 7.0L | 6.3L |
燃焼継続時間 | 10.9時間 | 9.7時間 |
燃料消費量 | 0.640L/h | 0.647L/h |
本体重量(kg) | 11.2 | 11.0 |
灯油タンクは両方とも一体型、耐震自動消火装置も2つとも完備。
スペック的にはコロナとトヨトミはほぼ変わらず。
市場価格的にはじゃっかんコロナのほうが安いそうです。ネットをみているとコロナのほうがじゃっかんあたたかい説も?(定かではない)
2つとも大食いで、燃費は超悪いそうです。そのかわりあたたかい。
デザインもほぼ変わらず。トヨトミはトップが灰色に塗装してあるのかな?そこが少し違います。
コロナのほうが手に入りやすかったため、我が家ではコロナを採用。私の大好きなグッドデザイン賞も受賞してるらしいしね。トップが白くてかわいい。
Google先生に聞いた限り、キャンプで石油ストーブを使おうとして、最初にフジカちゃんやアラジンを購入して、冬キャンや晩秋にキャンプをしたくなって、燃焼出力が物足りなくなった方が、コロナに流れるケースが多そうです。
コロナSL-6616の試運転(自宅)
いきなりキャンプ場で使うのもこわいので、避難訓練?もかねて自宅で試運転してみることにしました。知ってる?4月の北海道って朝晩は暖房つけたくなるくらい寒いんだぜ?
10Lの携行缶を購入。
本来ガソリンなどを入れるために使うこの携行缶ですが、キャンプに行くために車で持ち運ぶ場合、通常灯油を入れるポリタンクだと漏れたりしたときに臭いが大変なことになりそうなので、こちらで給油してきました。灯油を。スタンドの方に少し不思議な顔されたけど。。
ガソリン入れてきちゃだめですよ。石油ストーブにガソリン入れると火事になります。
どーん。開封します。
置台。対角線上にあるねじ2つで本体を固定します。
中身はこんなんなってます。
なんやかんや組み立てて完成~。組み立てはとても簡単。
電源は単1形乾電池2つです。別売り。ストーブにイン。
灯油を給油。(夫が)
点火!
燃えてます。
新規購入後、初回から数回は点火時に黒い煙が出てびびりますが、芯が新しいためけむってるだけで数回使うと点火時に黒煙はでなくなりました。
追記:五徳も追加購入、コロナSL-6616にはキャプテンスタッグの五徳がぴったりでした
キャプテンスタッグの五徳を追加購入しコロナに乗せてみたらぴったりでした。Amazonのレビューありがとう。
これですな。
あつらえたようにピッタリ。やかんを乗せるのに重宝するでしょう。傷防止にもなるかな?
試運転(自宅)の感想!コロナSL-6616
あたたかい!我が家の春秋のレギュラーストーブになるかも?
まずはあたたかーーーーーい!
家の隅っこのほうに置いて点火するだけで、家全体があたたまります!ものすごい燃焼出力です。
我が家のリビングは20畳くらいなのですが、リビングはすぐにあたたまるし、なんなら2階までぽっかぽかになります。
すぐに我が家のレギュラーストーブに格上げになりました。
一酸化炭素がちょっと怖いので、ドアをあけたり3時間に1回ストーブを消したりして、家全体を温めています。
居住地が北海道で、冬の暖房はオール電化のパネルヒーターを使用しており、仕様上付けている間は一日中付けていなくてはならない(朝晩のみつけるとかができない)ため、春先の節電には不向きなのです。
が、コロナの石油ストーブがあれば、少し早い時期にパネルヒーターを切って、朝晩のみコロナを点火して、節電することができるかも?灯油の燃費が悪いので、しばらく使ってみて要件等ですけどね(^^;
また、火事にだけは気を付けなければです。子がいるのでストーブガードも買わなきゃな。
災害時への備えという意味でも、買ってよかった。我が家で電源に依存せず使用できる暖房器具は今までなかったので。
コロナ(CORONA) 石油ストーブ 対流型 SL-6616(W)
キャンプで使うにはかなりデカい!が、薪ストに比べれば屁のつっぱり
大きさ問題。コロナのSL-6616は、暖かいだけあって噂通りかなりでかいです。
500mlのペットボトルとともに。
かなり大きいです。まあこの大きさのおかげで暖かいのですが。
重さも11.6キロなので、取っ手はついていますがかなり重い。下の子(3歳)よりは軽い。男性ならまあ普通に移動できるか。女性もまあ許容範囲。
灯油を満タンにすると約20キロ。上の子(6歳)とおなじ重さになります。これは女性はかなりきついかもな。
だがしかし、積載量に関しては薪ストーブの大げささに比べれば、屁のツッパリにもならんぜよ!!煙突や本体、薪…と考えると、コロナのSL-6616くらいぜんぜん余裕です。
車に乗せて移動する時には、タンクからの灯油漏れ防止で灯油はカラにして移動する予定です。
コロナ(CORONA) 石油ストーブ 対流型 SL-6616(W)
コロナSL-6616、キャンプでの使い勝手は?フィードデビューにこうご期待!
あとはキャンプでの使い勝手です。
かなり暖かいとのレビューをたくさん拝見したのでキャンプでの使用の期待大です。
一酸化炭素警報機もばっちり準備し、近日中にコロナSL-6616さんのフィールドデビューに行ってきます。また更新しますね。
コロナ(CORONA) 石油ストーブ 対流型 SL-6616(W)
追記:コロナSL-6616、フィールドデビュー!の感想
五徳を乗せられ、フィールドデビューしました!
今回はコールマンのコネクティングドームシステムのタープ内にイン。
コロナのSL-6616はめっちゃあったかい!5月の北海道のゴールデンウィークもポカポカ!
めっちゃ暖かかったです。
天候に恵まれたのもありますが、5月の連休の北海道の道北にてキャンプ。
日中は温かいけど、夜は激寒の時期&地域です。
最低気温は3度。にもかかわらずタープの中はポカポカ!防寒着を沢山持っていきましたが、着込む必要もなく快適でした。
広すぎるタープじゃなければ、薪ストーブと遜色ないかも。やるなコロナ。でかいだけあります。
上の方に暖気があがる傾向にあるので、たまに立ち上がってうちわで上から下にあおいでやると、暖かい空気がタープ全体に広がります。まさに人力サーキュレーター。
連結しているテント内も、一酸化炭素警報機を入れて(2台所持)入り口をあけて暖気を入れていたため、ほんのり温まっていました。
寝る時にはストーブを消しましたが、朝まで暖かくねることができました。まあこれは子どもとくっついて寝ていたので、湯たんぽになったという説もあります。
夫はタープの中にコットを置いて寝ましたが、朝方少し寒かったくらいで、快適に寝られたとの事。コールマンの新しい寝袋のおかげでもあります。
参照:高身長でも大丈夫!秋冬用のダウン寝袋はリーズナブルなコールマンで手を打った【キャンプ道具沼】
さらに追記:9月の北海道キャンプでも使用しました。非常に暖かかったです。
9月中旬のキャンプでも使用。
まだまだいけそうです。テントの中はぽかぽか。子供達は汗書いてました^^;
きっとフジカちゃんやアラジンさんじゃ、北海道だとちょっと火力不足だったかもしれません。
追記おわり↑
5月、9月でこんなに大活躍なのであれば、北海道だと真夏(6、7、8月くらい?)以外は石油ストーブが大活躍しそう。
ひょっとしたらこれで冬キャンプも行けるんじゃないの?ムクムクと冬キャン用のテント購入欲が湧いてきて困ります。ポリコットンテントってどうなんだろ?ついにシロクマ投入か。
いやーこの沼は深いですね。キャンプ沼。
追記:結局買っちゃいましたポリコットンテント。
結局ポリコットンテント買っちゃっいましたたよ。。
参照:新幕は海外幕!ローベンスのワンポールテント、カイオワ!初張りレビュー!
上記9月の画像もカイオワ内部での使用です。暖かいですポリコットン&石油ストーブ。
追記ここまで↑
2018年追記
当方北海道、地震にてブラックアウトを経験しました。停電約3日間。
まだストーブの必要がない季節だったので、キャンプ用品で乗り切れましたが、これから冬に向けて災害用にコロナは必須だなと感じています。灯油は冬は常備しようと思います。
暖房が必要な地方にお済みの方にはぜひ災害用ストーブの準備をおすすめしたいです。
色々と書きましたが、とにかく、ファミキャン規模の石油ストーブには、コロナのSL-6616はとってもおすすめです。
でかいけど。積載に余裕がある方はぜひ。一酸化炭素中毒にだけはお気をつけあれ。