ついにやってしまいました、キャンプで薪ストーブ。
昨年あたりから企んでいたこの試み、ついに実行に移すことができました。
今回は、キャンプで薪ストーブの初体験レポです。
※薪ストーブの幕内での使用は自己責任となりますのでご了承ください
薪ストーブを購入した理由
北海道の秋キャンプが寒すぎて辛い…
我が家は3シーズン(冬以外)キャンプするのですが、居住地が北海道のため、結構頑張っても10月にはキャンプシーズン終了しちまいます。
そして10月のキャンプは寒くてさむくて、夜は速攻で寝るしかありません。すごいがんばれば外でたき火とかして頑張って過ごせるのでしょうが、おばちゃん寒くてもう無理、20時半には子どもと一緒に寝袋にインしちまいます。
別に良いのですが、寒すぎて辛いのも事実。
スキーウェアとか着込んでキャンプするのもだんだん疲れてきました…。
ワンポールテントで薪ストーブを使用しているブログさんが多い→うちもワンポールテントもってるジャン!
先輩方ベテランキャンパーのキャンプブログなどを読んでいると、どうやら薪ストーブをキャンプ場に持参し、テントやタープ内に持ち込んでいる強者を常々拝見しておりました。
いいなーこれ夜も寒くないんだろうなーとうらやましく感じて、色々基礎知識を収集。
冬にキャンプをして、ホッカホカのテントの中で鍋などをつついている様子が大変うらやましく。
ノースイーグルのワンポールテントで冬キャンプを楽しんでいるブログなどを拝見し、我が家も同様のテントを持っているのもあり、昨年くらいから薪ストーブ購入を(一人で)企んでいましたが、キャンプ2年目で薪ストはやりすぎじゃないか?下の子もまだ小さいし。なんて考えているうちにシーズン終了。
秋キャンプをもう少し楽しみたい!
昨年は10月の第一週のキャンプを最後にキャンプ終了。朝の気温は3度でした…。これは寒すぎる。
朝晩の寒暖差が激しい北海道の秋、太陽が出てくればまだまだ暖かい日も多いです。薪ストーブがあればもう少し長くキャンプが楽しめるんじゃないの?とむくむくと薪ストーブ熱が高まります。
そして10月の週末、晴天に見舞われた北海道。
いつやるの?今でしょ!と、某先生が乗り移り、ついに突発的に薪ストーブ計画がスタートしたのです。
North Eagle(ノースイーグル) テント ワンポールテントBIG500 [6~8人用] NE188
薪ストーブをホームセンターで調達、準備開始!
というわけで大き目のホームセンターへGOです。
どんな薪ストーブを買おうか
売り場に行くと、膨大な薪ストーブ達。
北海道ではよく見る光景なのですが、他だとどうなんでしょう?
この膨大な薪ストーブの中から選びます。
我が家が選んだのは時計型薪ストーブ。大和金属、太陽印の薪ストーブです。よくネットで販売されている、小型の薪ストーブも検討したのですが、突発的に薪ストーブを購入したため小型でもなんでもありません。大きい。これは我が家の車に乗るのか…。しかし、たくさん薪が入るというメリットで自分を励ます。
Amazon等通販で購入されるのであれば、ホンマ製作所のクッキングストーブが価格もそこそこお値打ちで大きさも小さめで良いのかも。長めのの薪が入らないというデメリットはあるのでしょうが、積載量考えるとこちらも良かったかなぁ~。
煙突は何本いるの?
煙突はよく言われる、横1 対 縦3
とのことで4本+角のやつ(曲がってるやつ)+先端の煙突部品が必要。
直径は太陽印の薪ストーブに合う煙突は106mm。売り場で合わせてから買うとと確実です。
ちなみに自分が迷ったのは煙突の長さ。色々売ってました。
半管とか7分管とか直管とか、色々専門用語でわかりません。が、おそらく半管と7分管は、
直管に対して長さが半分→半管
直管に対して長さが7分→7分管
だと思われます。
ちなみに我が家は買った煙突は下記
曲がり角用(エルボと言うらしい)×1
煙突の先端部分×1
直管(一番長い煙突)にしたのは、薪ストーブに接触する煙突が、あまり短いとテントとの距離が近くなる=燃える との記述を目にしたためです。
となると横1に対して縦3が煙突の鉄則なので、おのずとすべて直管となります。
レンガ×4個購入、薪ストーブの足を高くするため
薪ストーブの脚が短いと、サイトの芝生を燃やしてしまうとの記述を目にしたので、一番安いレンガを4つ購入。底上げに使います。
テント燃えたら困るので、幕除け対策
テントに入れて直接煙突出してたら燃えるよー。
ということでベニヤ板を2枚購入。蝶番も購入。加工して、テントから出る部分の煙突をガードします。
煙突倒れたら困るので、煙突固定対策
直管3本は中々長い。ので、煙突を支えるような対策を。夫が色々考えて買ってました。
煙突の支え。わっかの部分を煙突に装着し、地面から持ち上げる。
あとは変なポールとか(後述します)さてどうなることやら。
薪ストーブ、いざ組み立て!はたして薪ストキャンプできるのか?
必要な道具をそろえて、キャンプ場にてノースイーグルのワンポールテントを設置。インナーを外していざ薪ストーブの設置開始です。
まずは板を蝶番で加工
テント燃え燃え対策で、板を加工します。
こんなかんじですぐできます。
こんなんでOK。
煙突を組み立て、テント燃え燃え防止対策をしよう
煙突を組み立てていきましょう。
サクサク立っていきます。
幕除けも設置し、良い感じです。
板を中から見た感じ
こんな感じでテント燃え燃え対策しました。
お次はこいつ。
このよくわかんないポールにて、
煙突を支えます。煙突用2つ割りという部品に固定しているのですが、強風だとちょっと不安そう。ここは改善の余地あり。
↑煙突用2つ割りってこんなんです
そしてなんとか設置完了。
あやしさ抜群です。(笑)
中から見た感じ。
脚が短いので、レンガ×4で底上げ。
薪ストーブってあったけーーーーー!
噂通り、テント内では半袖ビールでok
あったかい!!10月の北海道の夜、かなり寒いのですがテントの中はぬくぬくです。全くの薄着でOK。ビールも美味しく飲めちゃいます。
ちなみに火をつけたての時はけっこう煙がもくもくテント内に立ち込め、びびりました。つけてすぐは換気が必要です。
薪が切れたらと思うと恐ろしい。実際思ったより薪の消費量が多く、途中でなくなったら…と不安になり、キャンプ場のセンターハウスに買いに走りました。初回は薪も販売している高規格キャンプ場が良いかもしれません。どれくらい薪を使うかわからないですしね。
乾燥するので鍋ややかんに常に湯をわかしてました。
上で料理もできちゃうよ!(まずそうでごめん)
炭とか持参しなくて大丈夫そうです。ちなみに寝るときは銀マットを敷いてお座敷スタイルで寝ました。(コットだと我が家の幼児は落ちる)
一酸化炭素中毒について
一酸化炭素警報機も常に起動してました。幕内で暖房器具を使うのであればこちらは必須です。
初回なので大分心配でしたが、警報がなる事もなく大丈夫でした。
なによりスカートなしのノースイーグルのワンポールテントは隙間風がすごくて換気は十分すぎる。夜寝るときは薪ストーブは使いませんでした。夜も使えないと冬キャンプは無理だよな~。
キャンプで薪ストーブ、今後の課題と改善案
初回の薪ストーブでのキャンプも終わり、色々と課題も見えてきました。
テントが燃えないように最善を尽くすべし
板で幕除けを作り対策をしましたが、ネットを徘徊していると、最悪の場合板が燃えることもあるとの恐ろしい記述が(!)。
色々調べていると、板の他に断熱材で煙突を巻き、対策をしている方が多いようです。これはやったほうが絶対良い。
煙突が倒れないように、固定対策を強化すべし
今回の対策だともし風が強かったらと思うと不安です。諸先輩方は薪ストーブの煙突の湖底に、スノーピークのパイルドライバーを使っている方が多いとの事。
なるほどーこれなら熱い煙突に触れてもスチールなので安心、地面にも先端のドリルのような部品で刺さっていくというわけだ。
だがいかんせんお値段が…。薪ストーブ本体より高いよこれ、どうしよう。
なんて色々調べていたら、ホームセンターとかに売ってるロープ止めの、長めのやつでいいんだよ!と教えてくださる方々を発見。
どのくらいの長いロープ止めが売ってるかホームセンターをチェックしなければ。
Amazonでは1500mmまで発見できました。パイルドライバーが2400mmくらいある事を考えると、要検討です。
ノースイーグルアウターの、スカート自作を検討→隙間風対策
隙間風が寒かったよー!寝るときは薪ストーブは鎮火するため、お座敷スタイルで寝たんですが、下の方がめちゃ寒かったです。スカートありのワンポールがあれば一番良いのですがマネーが…。スカートの自作を検討中です。どうしようかなあ。
【まとめ】キャンプで薪ストーブはめちゃあったかで、快適でした→しかし安全面の対策はまだまだ必要かも
色々と検討の余地はありますが、キャンプで薪ストーブ、はまります!5月の連休(北海道はまだ寒い)にも使えそうですし、これから大活躍の予感。
使い勝手と安全性を、今後も検討して、うまく活用していきたいと思います!